2012年1月28日 (土)

ダイナミック東京:孤高と従者

大都会、孤高の塔がたくさんの従者を引き連れImgp6882sているようにも見える。国家元首が一番低いところ、つまり地面に住んでいるのが見えるところが面白い。江戸城天守閣を復元し、そのコントラストを見たい気もする。31年ぶりに貿易赤字となり賑やかだ。おなじ日本の経済状況を見ながら全く異なる見解が伝えられている。貿易赤字が定着する見通しと、今回は供給サイドの制限なので近々に復活し、アジア諸国の経済成長でさらに伸びる見解。所得収支の国、成熟した債権国への転換だが、貿易収支の赤字に引きずられて所得収支も減って、経常赤字になり国債消化に支障を来す衰退論、現状の海外投資比率の小ささ、収益率の低さ、海外資本呼び込みの少なさに着目し、発展しないと言う見解と、これを伸びしろと考え今後の成長を見通す見解がある。日本の巨額の対外債権に着目した見解はない。国債消化に困るようになるのは対外債権が底をついてからであろう。そんなことがあるのだろうか。米国が国家破綻になればその時点で円は基軸通貨だ。原発停止で発電所用燃料の輸入増加の指摘があるが、原発の燃料は国産と言うわけではない。ウラン燃料の輸入金額を調べようと思ったが検索エンジン1発というわけにはゆかない。高齢化を言うが、団塊世代は60台、30年ぐらいで少なくなるはず。資産は使い切るようなら消費、それも比較的に国内消費に貢献するし、使い切れなければ相続される、あるいは相続税として税収になる。おそらく保有国債も国民の資産としてそのまま相続されるのではないか。話百編の決着は近い。

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2012年1月27日 (金)

ダイナミック東京:休憩

マンホーImgp6784sルのような模様の見えるカーブした石畳、欧州の街路を模したようだが明らかに現代建築の装飾とわかる石張りの壁、戸外にしてはちょっと柔らかすぎる光線、そう、ここはビルの中、大規模商業施設六本木ヒルズでふと目にした眺めである。「おやこ休憩室」という。目に留まったのはその前の白線、こんなところに車が来るわけはないし、変にカーブしているし、これはバギーつまり乳母車用の駐輪スペース。これも現代都市の機能のひとつだ。新聞に5回にわたって連載された姜尚中東大教授のインタビューを読んだ。「人間発見、日韓の絆を強める」との題がついている。大変な半生だ。氏の共著の力作「大日本・満州帝国の遺産」を読んだのでとても興味深い。特に新しい環境で見聞を拡げる度に成長していく氏の軌跡が感動的ですらある。熊本から東京に出て早稲田で学生生活、ソウルの1ヶ月で転機、2年間のドイツ留学で大きく視野を広げた。途中のモスクワ通過ですら氏の糧になった。その出自も大変であるが、生まれたところにじっとしていては得られない人生だ。もう一つ、金大中氏の功績がたたえられている。ノーベル平和賞は南北和解への貢献が理由とされているが日韓融和への努力も評価されているとのことである。金大中氏の貢献なかりせば今日の韓国はなく、そして日韓関係もないということである。姜尚中教授自身も日韓の架け橋として奔走している。日本と諸外国との関係はこうした多くの人々に支えられているところがあると今更ながら感じた。

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2012年1月26日 (木)

エキサイティング・ベイエリア:孟宗

その竹林は冬に見事な姿を見せる。筍が力強く地面を割って出Imgp6543sてくるのは春だが、その前に緑の少ない大地で天に向けて鮮やかな群葉を誇らしげに披露する。こは三渓園、蓮華院を囲む立派な孟宗竹の林である。最近見ヤンマーの話題が多い。あの鎖国ビルマがどうしたわけか、開放体制に転換し、国際社会の経済制裁が解かれて成長への歩みをはじめたということだ。中国の全面支援で、驚愕の新首都のインフラを作り、ダムの建設許可を中国に与えて生まれた水力電力を売電して一息ついたらしい。中国の属国になるのを嫌い開放政策に転換したのだろう。人口6,200万人、各国が期待する経済フロンティアである。直接投資累計額のグラフがあるが中国、タイ、香港が突出し、韓国と英国が続く。日本はランキング外だ。中国だけでなくインドネシアなどアジアの人口は大きい。頭数は、一端食べていける状況になれば経済発展へ直結だ。日本発展のポテンシャルは莫大ということなのだろう。中国はどうなんだろう。先站が伸びきって発展余力が少ないのか、まだまだ余裕で発展の伸びしろ十分なのか、これからが勝負だ。地政学的には米国が押していて、次は北朝鮮を押して中国包囲ということも言われているが、ほんとにそんなことになるのだろうか。

大きく

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2012年1月25日 (水)

エキサイティング・ベイエリア:記憶の景色

目の前Imgp6507sにある昔見たような景色、だが実際に見たわけはない。TVの時代劇の中で見たような景色が眼前にある、というのが正確だろう。晴天の横浜三渓園、丁度昇竜のような雲がかかっている、楽しいところだ。個人企業を始めて自分の時間をたっぷり持てるようになった友人から、毎日新聞を隅から隅まで読んでいるというはなしを聞いた。ためしに新聞整理のついでにちょっと前の新聞を拡げてみた。中国企業トップ30という連載の20回目、「宝鋼集団」が紹介されている。日中国交回復時に新日鐵の支援で誕生し君津製鉄所を移したような形でスタートした。現在では規模において新日鐵を追い越した。新日鐵は住友金属と合併して抜き返すはなし、すごい歴史だ。そのとなりに「独立紛争続くカフカス」、ここはどうしようもない。折角資源豊富なのに、仲良く暮らせば幸せになれるのに、人類の性なのか。次いであのドバイが資金繰りに苦しんでいるはなし。債務の借り換えのために巨大商業施設を担保にする。ダイナミックなことだ。そして台湾の総統選挙前の中台経済圏のはなし。もはや国共完全合体である。やはり商売優先でそのためには思想は捨てるということだろう。拝金こそが思想なのかもしれない。これだけ読んだだけでため息だ。こんな世界の中で、日本は国難のなか、これでもよく立ち回っていると考えなくてはいけないのだろう。

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2012年1月24日 (火)

箱根メモリーズ:スカイライン

Facebookの議論に触発されて、正月の日経連載「C世代駆ける」Imgp6377sxの中の藤沢久美さんのインタビューを再読した。冒頭「若い人はその時代に足りないものに対してハングリー」という指摘である。いまは「お金より社会への視線」である。そして、「上の世代が「若者に元気がない」と感じるのは、自分たちが渇望したものを今の若者が求めないからだ。」という。確かに現代の日本にはそういう側面がある。先日ほんとに久々に芦ノ湖スカイラインから箱根新道、西湘バイパスを経て鎌倉へというルートをドライブした。天候に恵まれ交通事情が良ければ快適なドライブコースであることは昔も今も変わらないが、その位置づけ、価値観の中での見え方は1960年代の日本と今の日本では全く違うように感じた。それは60年代に若者であった世代自身の中でも大きく変遷し、まして60年代に若者であった世代と現代の若者とではさらに異なることであろう。60年代では一種のあこがれの実現、いまはノスタルジー、現代の若者にとってはさして特別な価値を感じない日常的なことであろう。公共交通機関が便利になり、レンタカーも普及し、また親の世代の車を借用することも容易で、あえて自家用車を求めようとしない。日本社会の老害が指摘されて久しいが、「今の経営層の世代は層が厚く、彼らが拒むと若い人は前に進めない」という指摘、もっともだと感じる昨今である。

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2012年1月23日 (月)

エキサイティング・ベイエリア:雪やこんこん

初雪らしい、Imgp7199s_2相当な雪景色となった。雪国の人には申し訳けないが四季のありがたさと感じる。Facebookの議論に促されて田坂広志著「官邸から見た原発事故の真実、これから始まる真の危機」を読んだ。極めてクリアである。当時の状況も随分わかる。SPEEDIが活用されなかった仕掛けもおおよそ明確だ。ようするに局所最適化行動によって全体が麻痺する。説明の前提を切って中央部のキーワードのみ抽出して報道するメディアの害も明らかなった。そうしたメディアの前では入り組んだことは何も発表できないわけだ。「日本に田坂さんがいてよかった」という気持ちになる。今回はこれでも「幸運」だったそうだ。首都圏3,000万人の避難が検討されたとき田坂氏は官邸から出て駐車場でこれは映画ではないと天を仰いだとのことである。あのころ4,000万人の避難の可能性は多くの人が考えたであろう。そしてそれが無理なことも常識として想定したに違いない。家の近くで友人と会ったとき、優先順位をつけるとし たら僕たちはもういいよ、というようなことを会話した記憶がある。浜岡原発を止めた首相を技術的見地から愚行とした友人もいたが、やはり3,000万人避難の現実に直面した指導者としては仕方なかったと思われる。なんだか「坂の上の雲」で日本海海戦のあと多くの軍人が「天佑」ということばを口にした、ということを想起した。その「天佑」は次なる大敗北の遠因となった。今回の「幸運」を次の大破局のもとにしては断じていけないと思う。

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2012年1月22日 (日)

エキサイティング・ベイエリア:メタボリズムと鴨

ル・コルビジェの影響を強く受けながら、再生可能な生きもののよImgp7172sうな都市を構想した一群の建築家達のメタボリズム運動。その夢を形にしたような風光が、鴨たちを囲む。もっとも手前の石組みはお台場、徳川幕府の黒船対策、西欧諸国の帝国主義との戦いの痕跡、こうした歴史の輻輳が楽しく、現代の都会人にはやすらぎをもたらす得難い空間となっている。新聞に「クールジャパンをどう売る」という対談があった。バンダイの上野和典社長とA.T.カーニーの梅沢高明日本代表である。世界に売り込んでゆくためにはポテンシャルはあっても課題がいっぱいのようだ。規制の問題もある。外国人が日本の調理学校で学んでも日本国内のレストランで働けず、日本企業の戦力になれないとのこと。グローバル展開には同じ業界の企業が手を結んで活動することが不可欠だが、日本企業はこれが不得意。国内の過当競争の中で育てられた狭い会社人間ばかりだからだ。ロンドンで見た、JO!SUSHIWagamamaは激しく展開しているが、皆外国人の経営で、日本人でそこまでできる人はいないそうだ。コンテンツ関係もハリウッド経由が圧倒的ということで、全般に日本はこれから。今後の伸びしろと考えて、一歩づつだ。

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2012年1月21日 (土)

エキサイティング・ベイエリア:ピーチクパーチク

都市の風景、とImgp7089sでも言おうか。極端な現代フレームの中で見た、ここが地球であることのエビデンス。よく見ると、中央にボス風の雀が認められるのが面白い。正月の日経新聞連載「C世代駆ける」を読んだので、この1年を考えようと、昨年の正月連載「三度目の奇跡」の5月に改訂して単行本化されたものを通読した。激しい自虐論調で貫かれているが、そのなかにも日本のポテンシャルを伺わせる取材がちりばめられていて、これと今年の連載の若者のトレンドをつなげて考えると、なかなか希望がもてる感じになってくる。それにしても、日本が債権国であることに言及してないのは変な気がする。もともと奇跡ではないものを奇跡と決めつけ、次の奇跡は起きるものではなく起こすものだ、という論旨も到底理解不能である。巻末に取材班として17名の名が列挙されているが、やはりこうした記事は個々に名前入りで出版してほしいと思った。この本に、現代日本を覆う自虐論調のエッセンスが詰まっているようにも思う。これをすっきりした形で論破し、希望のもてる論陣を強めていくことの意義はあるように思う。日本が最強の債権国であること、所得収支をバネとした経常収支黒字基調の継続、そして、世界各国での日本の強さ、良さへの気づきの拡大など一つの鍵であろう。

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2012年1月20日 (金)

エキサイティング・ベイエリア:海の平和

海は平和であってほしい。地中海で信じがたImgp7005sい遭難があった。4,000も乗っている豪華クルーズ船が岸に寄りすぎて座礁、横倒し。船長やクルーが乗客無視で先逃げてしまうというなんともひどい話である。地中海の船乗りとはこんなものなのかなーと思う。もっとも船員は各国から低賃金で集められていたようだが。米国でカトリーナ台風の時、警察官がみんな逃げてしまったはなしを想起した。傭兵のはなしもある。お金だけで、お金を稼ぐだけの人を集めても、こういうときには役立ってくれないのだろう。日本の船だったらどうなんだろうと思う。船員は各国から集めているからあまり期待できないかもしれないが、そうではないことを願いたい。颯爽と疾駆するシンフォニークラシカ。「メタボリズムの未来都市展」を見てきた目でこの景色をみると、このムーブメントが連綿と生きていて、その片鱗が実現されていることを実感できる。あの大阪万博で発露されたクリエイティブなムーブメントがいまなおあたらしい価値を生みつづけているわけだ。日本のメディアに蔓延する自虐史観とは無縁の平和で力強い眺めである。この正面では自由の女神が海を見下ろし、そのうしろのビルの向こう側にはあのガンダムがいる。

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2012年1月19日 (木)

エキサイティング・ベイエリア:アート

これはアートだ。作Imgp7022sったのは誰か。ここお台場ビーチに面する港陽小学校の生徒達。海苔育成試験中である。このながめ、かもめや鴨も楽しんでいることだろう。それとも迷惑がっているかもしれない。大災害後国民は一致協力、各所で力をあわせて頑張っているのに、もう、原発事故の事後処理のニュースはこれ以上ないほどひどいことになっている。観測システムが長時間ダウンした原因が、コンピューターのメモリーリーク対策の不備で、その発表の記者会見が極めてお粗末だったり、肝心の福島の発電所データがSPEEDIに接続されてなかったことが今頃発表されたり、原子力委員会がSPEEDIを使わないことにしたり、事故時、SPEEDIのデータが米国には通知されたのに、日本国民には開示されず、政府は活用しなくて結果多くの人に無用の被曝を増やしていたり、ストレステストの評価会合で不手際があったり、それより何より事故直後大規模な避難の可能性があり検討もされたのに、何も知らせなかったことが発覚したり、もうめちゃくちゃだ。沿岸部の海中や湖、河口に放射性物質が堆積しているが、この調査もNHK主導で政府はきちんとしてない。採石場の石やストーブ用の薪の汚染も、椎茸や稲わらのときから類推がつきそうなのに、ちっともやってない。米国のほうがいろいろ日本を調べて発表しているそうだ。レピュテーション・マネジメントという分野があるが、現政権、官庁は全くマネジメントしていない。選挙を気にするなら良い評判を得る努力をしても良いと思うのだが、やることなすこと、評判を落としてばかりだ。

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