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2007年7月31日 (火)

風:日本回帰:持ち合い

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西欧的な価値観が崩壊してゆく。あんなに企業の株の持ち合いが悪弊だと言っていたのに、結局「取引・提携の強化に持ち合いが有効」ということになったらしい。日経新聞に企業の株式保有が1年で16%も増えた話が載っていた。何なんだ。ようするに振り子が振れながら世の中が進歩してゆくということか。日本と西欧はいつも両極にあって、振り子はこの間を往復する。振り子がどちらかにゆれるときに、一群の人々が片方を批判しもう片方を推奨しながらささやかに稼ぐ。あの新日鉄はいまや50%超の安定株主を得たということである。こうなると、いろいろなことが起きても、どんな新しい主張が来ても、またどうせ振れているだけさ、ということになる。こうした態度は右往左往せず達観、超然としていて良いようにも見えるが、なにか無気力、無責任のような気もする。ようするに、資本主義社会、株式会社制度なんて、なんの決め手もないのだ。そう考えざるをえない昨今である。

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2007年7月30日 (月)

風:政権党過半数割れ

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参院選挙、政権与党が半数改選の第2院の選挙で大敗し、過半数割れとなった。第2院とはいえ政権交代の可能性を強く意識する状況となった。ここのところ元気のなかった民主党が元気になった。前回の自民党圧勝の衆院選挙からそんなに間がなく、経済情勢は大きく前進しているのに、国民は現況を許容していない。もっともな点は多い。社会保険庁、林野庁、東京電力、日本航空、コムスンなどイマイチだ。医療と介護と生活保護が成り立っていない。原発が耐震でないとはどういうことだ。公共土木も駄目。文部行政も惨憺たる状況。対米追従策もイマイチだ。北方領土はもちろんのこと対北朝鮮もイマイチ、日中関係も根本はよくなっていない。がんばったサマワも結果は評価できない。こうした中での改憲推進は国民感情にマッチしていない。衆院での政権党優位は郵政改革への姿勢に対するもので、改憲支持とはつながっていない。政権党が選挙に勝つには、社保庁のような行政機構を容認していては駄目だ。行政府の不備は政権の不備、社保庁の不備は安倍政権には言い分もあるだろうが結局は自民党政権の不備だ。医療と介護と生活保護のシステムが成り立たっていないのも、行政府の不備を超えて時の政権の不備という国民判断になる。民主党はこれらの課題には極めて弱く、社保庁も日本航空も労働組合を通して民主党にも責任の一端があるにもかかわらず、国民の多くが支持したことになる。参院での政権党過半数割れ、政権交代の可能性ありという状況の中で、自民党公明党政権が課題解決に立ち向かってゆくというのが現実解のような気もする。立法府がまずいから、内閣がまずいから行政が国民の期待に応えられないのか。立法府や内閣と無関係に行政府の中に問題があるのか。後者のような気もする。今回の選挙による国民評価のほんとの対象は、この行政府と問題企業の中にあるようにも思える。民主党が力を得たので、労働組合にも奮起を期待したいところだ。(photo:汐彩橋)

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2007年7月29日 (日)

エキサイティング・ベイエリア:街区一新

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品川マンション先進街区、中央部の都営住宅群のあった街が一新された。以前の面影を知るものにとって信じがたい景観である。もう古いものは何も無い、すべて新しく、近代的に、空高く積みあがり、空いたところに快適な住宅地としての空間が作られている。盆踊りの提灯が風情を作る。中央部のマンションは都営だが、その規模と形状から周囲の民間マンション群を圧倒している。低層部には大型ショッピングセンターが計画されている。こうした街づくりは官公民連携と言うそうだ。1棟ごとの建設ではなく、面の開発が街区一新を実現する。

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2007年7月28日 (土)

大空の風:青空

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夏の青空になってきた。ようやく梅雨が晴れたらしい。国内航空便は子供づれで一杯だ。孫を連れにかえる里帰りの旅であろう。江戸時代は参勤交代が日本の発展に大きな役割を果たしたが、今その役割は夏休みの孫を連れての里帰りだ。飛行機の窓からしっかり外を見ている子供がいた。見える景色は子供の脳にどんな風にしみ込んで行くのだろう。機内では子供にだけおもちゃが配られる。子供はとても嬉しそうに受け取っていた。これは不公平な話だ。大人にもおもちゃを配ってほしいとは言い出せない。暑い夏になりそうだ。

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2007年7月27日 (金)

風:アジアのデトロイト;タイ

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TVで、タイの自動車産業がアジアのデトロイトと呼ばれて栄えている様子を伝えていた。日本企業がピックアップバンの製造拠点にして部品メーカ毎集積、世界への輸出基地にもなって大いに栄えているそうだ。凄いことだ。計画して実現したものでないところに迫力がある。アジア通貨危機で西欧各国が撤収したとき、日本企業は日本からの生産をシフトしたことで今日の優位と繁栄が作られた。歴史を作ってゆくことに関し、計画や政策の限界を示しているように思う。はかりごとだけで歴史は作られない。その場その場の部分最適追究行動も積み重なって大きなムーブメントになることがある。今後の発展を祈るのみである。大東亜共栄圏の指導者に伝えてあげたいような話である。(photo:北摂で)

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2007年7月26日 (木)

ダイナミック東京点描:デザインの合理性;羽田空港第二ターミナルビル

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羽田空港第2ターミナルの端、ラウンジからの眺め。実際にこうした景観があるのだ。ここに合理性はあるか。いかなる機能実現のためのデザインなのか。それとも装飾か。もともと建築とは機能性、合理性と装飾性を兼ね備えた構築物だが、空港となるとなかなか難しい。この現実の世界を見ながら、何かの画像処理画面を見ているような景色。非常に現代的な1ショットのように思う。設計者の意図は全く理解できないが。

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2007年7月25日 (水)

風:日本回帰

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あのソニー新芝浦ビルと呼ばれていたビルはソニー本社になったそうだ。1フロア5,000平米、サッカーグラウンド並みの大部屋式になった。密室で話しの出来ないエレベータを避け、5階から19階までエスカレータをつけ、さらに偶発的コミュニケーションを重視してローカルコアというコミュニケーションコーナーを用意した。品川、大崎の10数棟に散在していた6,000人の社員を結集、キーワードはソニーユナイテッド。1,340人収容の社員食堂を用意し、タイムシフトで全社員がここに集まる。最近西欧的な価値観ががらがらと崩れてゆくのを目撃することが多くなった。パーティションで区切った個人オフィスや距離を克服するネットワーク環境が明確に否定され、昔ながらの大部屋への回帰である。時の社長はなんと外国人だ。ソフトウェア工学でも大転換の兆しである。契約をしっかり行おうという「契約ベースソフトウェア工学」の限界が明らかとなり、これからは「信頼ベースソフトウェア工学」だ、ということが主張されている。これは長期的な取引関係、深い人間関係を基調とする日本企業が採ってきた道である。いずれ西欧的成果主義も崩壊することだろう。中途半端に西欧的価値観を追ってきた日本は周回遅れで世界の最先端だ。まったく、なんということだろう。日本の迷走企業は社長に外国人を迎えて、日本回帰へ。トヨタのような日本発の強力な世界企業ははじめから西欧的価値観に動じなかった。これが冷厳な現実のようである。持つべきは慢心ではない自信、グローバルな評価眼に基づいた自信のように思う。

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2007年7月24日 (火)

ダイナミック東京点描:隣村の工事

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アートビレッジ大崎の裏手、五反田に近いところで大工事が進行中。まだ基礎工事なので大型クレーンが林立するところまではゆかない。いわば隣村の大工事である。アートビレッジと命名されているだけあって、オフィスビルも高層マンションも外見の進化は著しい。東京は山の手線に沿ってこんな景観がぐるりととり囲むようになるのだろうか。凄いことだ。先日参議院選挙の公報TVで民主党は、現代日本の国民生活は疲弊している、ということを基調とした主張をしていた。そうなんだろうか。与党の苦戦が伝えられる中、野党第一党の主張の基盤はあっているのだろうか。アートビレッジ隣接地区の光景を見る限り状況と野党の主張は合致していない。

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2007年7月23日 (月)

エキサイティング・ベイエリア:夏、さるすべり

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夏の到来を感じさせるさるすべり、漢字変換すると百日紅となる。まだ梅雨が明けないはっきりしない蒸し暑さだが、その燃えるような開花を見ると夏と言う感じなる。印象深いのは、大阪、万博公園、日本庭園の中のさるすべりだ。正面の大きな築山の裏手にあたるところに見事なさるすべりの林がある。北摂の澄んだ空気の中で、ところどころ白い雲の浮かぶ青空を背景にここの満開を見上げると、これが夏だ、という感じになる。ここ芝浦アイランド、ケープタワー前のさるすべりも、周りのドラマチックな建造物に負けないで、強く夏を表現しているように見える。このあたり、たった一本しかないのがちょっと寂しい。

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2007年7月22日 (日)

エキサイティング・ベイエリア:現代の竿灯

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天気ははっきりしないが、子供達は夏休みに突入、盆踊りの季節となった。先週末が台風でつぶされたので、ここ芝浦近辺は盆踊りの玉突きとなった。これは芝浦2丁目の盆踊り。架け替えなった船路橋のたもと、昔、都電の線路のあったあたりである。地下に埋まっている線路も結構な人出にびっくり。提灯の列の向うにタワーマンション群の灯りがあるところが迫力。現代の竿灯だ。

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2007年7月21日 (土)

風:候補

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参議院選挙の選挙公報が配られた。いろいろな政党があり、沢山の候補者がいる。総じて若く元気そうな人が多く、まあ、しっかりした人物ばかりと思われる。昔のようにおかしな人はあまりいない。沢山の候補の中で知っている人はたった一人だった。この候補者とは以前一緒に仕事したことがある。もう一人、前回選挙のときに街頭で握手した候補がいた。この二人以外は直接本人を見かけたことすらない。しかしTVで知っている人は実に沢山いる。これが現代社会の人間関係なのか、それとも権力中枢から遠くで暮らしているからなのか。知っているようで知らない人々。不思議な世界だ。一般の国民は候補者のうち何人ぐらいを直接的に知っているものなのだろうか。

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2007年7月20日 (金)

エキサイティング・ベイエリア:水面掃除機

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芝浦西運河で見かけた水面掃除船。文字通り船首から水面の浮遊物を飲み込んで網で濾して水だけ後ろから戻す船だ。いわば水面まんた船といったところ。広い水面、焼け石に水のような気もするが、水面浮遊物は意外に局所的に集まる。そこを「ぱくり」とやるらしい。以前横浜港でも見かけたことがある。このあたり何隻ぐらいいるのだろう。ベイエリア、実にいろいろな船がお仕事をしている。

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2007年7月19日 (木)

風:自壊

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青空が恋しい、「でいご」が見下ろす芝浦運河。佐藤優の作品を読み始めた。まずは「自壊する帝国」。のっけから大川周明の登場で、きわめて重い出だしだ。かつて新民族派の間で研究された歴史上の人物が、博学の外務官僚にきちんと取り上げられている不思議である。氏は1985年入省だから相当に若く、新民族派のことなど知らないだろう。「改革または革新は自国の善をもって自国の悪を討つことでなければならぬ」、とはまことにもっともなことである。このブログを「極楽トンボ」と評した人がいるが、それは違う。このブログのテーマは維新、現代の日本の中で、その悪を討つ力を探求する作業プロセスの一つの表現なのだ。大川周明に学べば、日本の善を探す旅である。かつて沢木耕太郎が指摘した成長論争のなかの泥水論、すなわち都留重人の対極を目指しているのだ。はたして佐藤氏は日本の自壊回避の力を見つけることができるのだろうか。これからゆっくり読み進めてゆきたい。

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2007年7月18日 (水)

風:東京・都市再生第2弾

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青空が恋しい、品川のソニーの新ビルの周りはSony Cityとなった。もう少しましなネーミングはできなかったものか。ここは港南橋に向かう品川マンション先進街区の入り口である。ちょっとガラスの使いすぎというデザインである。週刊ダイヤモンドを手にしたら、新・東京開発マップという特集があった。もう凄いの一語に尽きる。上海やドバイには及ばないが、この大東京のど真ん中で激しい建設がつづく。あの文部省は霞ヶ関コモンゲートというそうだ。虎ノ門には250mの壁状のオフィスビルが建つ。東京駅の周辺は無数の改築、新築。有楽町も新宿も渋谷も賑やかだ。新宿のモード学園コクーンタワーは派手なデザインで200メートル級、そのほか東京メトロ副都心線とか第二湾岸道路とか、そしてもちろん新東京タワーも。スポット建設ではなく、面で再開発するところも目白押し、10年もするとえらく変わってしまいそうだ。

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2007年7月17日 (火)

大阪の風:ホテルライフ、楽しげな人々

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大阪に泊まる機会が増えてきた。ホテルは楽しげなひとびとで一杯だ。千里の阪急ホテルではいつも沢山のパーティーが同時並行で開かれている。そしてパーティーのあとその流れの人々がラウンジを埋め、実に楽しそうな会話で騒がしさを作っている。なんばのスイスホテルは「外国に行ったみたい」。国際級の雰囲気の中、なにかの催事まえ、豪華ロビーは楽しげに待つひとびとで一杯になった。堺筋本町のシティプラザ大阪、今回は韓国からの家族連れで一杯だった。夫婦に子供が3人ぐらい、じつに楽しげだ。朝食バイキングでは和食を取っている人もいた。気のせいか肥満気味の男の子が多い。家族連ればかりのパック旅行があるのだろうか。温泉露天風呂も楽しんでいる様子だった。この視野だけで現在の日本を見ると、「どこもかしこも楽しげな人々で一杯」、ということになる。もちろん、この、「どこもかしこも」というところがまずいのはわかっているが。

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2007年7月16日 (月)

風:地震と台風

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青空が恋しい、ちょっと前の青空。ソニー芝浦新ビル近くである。そこら中がブルーである。青空を映して海が青く染まるように、現代のビル、というより現代都市のガラスが空を映しているのだ。大きな地震があった。被災者にはお見舞い申し上げる。多くの人は助かっているのに亡くなった方はほんとにお気の毒である、ご冥福をお祈りしたい。一見して古い瓦屋根の木造住宅がつぶれている。沢山の家が立ち並んだなかで、選択的に倒壊している。TVのニュースの中で解説に登場した人が、日本は台風には備えをしたが地震には備えをして来なかった、と言っていた。信じがたいことだ。そうではないだろう。毎年来る災害には備えをして、たまにしか起きないことには備えない、ということだろう。しかし津波への備えの話は聞くのに、和風家屋が耐震でないのは信じ難い。それにしても柏崎原発は罰金ものだ。以前プロジェクトXで富士山レーダのカバーの話をしていた。風速何メートルでも吹き飛んでは駄目、という設計条件だったそうだ。原発は震度いくつでも壊れたら駄目、ということである。富士山レーダと原発の違いは、片方は気象庁、つまり国営、片方は株式会社、それも上場企業である。資本の論理の限界が見える。さりとて国営でもいつも富士山レーダのようにはゆかないだろう。実に難しい問題だ。

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2007年7月15日 (日)

風:兆し二題

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世界を揺るがす歴史上の大事件には、最初目立たない小さな事件が続き、それが導火線のようになってある時点から大事件になることが時々ある。ちょっと気になる兆しが2つある。一つは米国のサブプライムローン投資ファンドの連続破綻のはなし。以前TV番組で見たのはローンで入手した不動産の値上がり分を織り込んでさらにローンを積み増し、それを消費に使ってしまう、という生活である。皆がこういうライフスタイルをとればどこかで破綻するだろう。その貸し手側のヘッジファンドが、結構破綻するらしい。破綻の連鎖が米国経済をおかしくし、戦争の影響やデカップリングのトレンドと組み合わさって世界新秩序への導火線になるかもしれない。もうひとつは中国での住民暴動増加のニュースである。法輪功も登場する。親民政治という中央からの動きもある。三国志の時代からこうしたムーブメントは中国の歴史を作って来た。xx党の乱である。こちらはいずれ民主国家に軟着陸しなければ爆弾を抱えたままということになる。メディアの力は昔の比ではないからまさに導火線である。中国のような大国が永遠に選挙なし国家というわけにはゆかないだろう。(photo:渚橋)

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2007年7月14日 (土)

エキサイティングベイエリア:運河の生態系

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芝浦西運河での飛翔。かに護岸が潮で水面下の状況。こうしてみると潮の干満は生態系にとってとても大事なことがわかる。かに護岸は絶妙な高さというか水深のところにごつごつした石を敷き詰めて作られている。かなり干上がったり、かなりの水面下に沈んだりする。潮だまりが作ってあって、干潮時には水溜りになるが時間とともに染み出たり乾燥したりして小さくなってゆく。鷺はちょうどよいタイミングにやってきて、なにやら食事をして帰る。小魚が一杯見える。ぼら、はぜ、そしてすずきの稚魚らしい。こうした小自然(?)の真上をモノレールが高頻度で往復している。なぜか釣り人は少ない。はぜが釣れているが、ほかにもっとよい釣り場があるのだろう。ベイエリアの釣りの本命は大型のすずきである。

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2007年7月13日 (金)

風:日本経済はやっぱり

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日経新聞3回連載、「粘り腰の日本経済」を読んだ。やっぱり思っていた通りだ。日本経済は凄いことになっているらしい。東京電力が11年ぶりに基幹電力線を新規建設している。新規工場の電力需要に応えるためだ。商船三井が今後3年間に11千億円投資し、800隻の運航船を1,000隻にする。ANAは過去最高益を背景に3,500億円でボーイングの新鋭機を15機購入する。帝国ホテルが15年ぶりの全面改装などなど。「世界経済は4.9%の高成長で、新興国、資源国の成長の果実を日米欧のグローバル企業が取り込み、主要国を支える好循環」ということである。そしてキーワードは「米国とのデカップリング(非連動化)」だ。米国経済の不調がリスク要因だが、世界はそれと無関係に発展するということらしい。なんたることだ。夜のTVニュースの基調とは全く乖離している日本経済と世界の実像である。やっぱりゴールデンサイクルは始まっている。東京電力の送電線は目の前のコンドラチェフだ。(photo:晴海運河)

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2007年7月12日 (木)

風:語り継がれない歴史;シベリヤ抑留

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皇太子殿下のモンゴル訪問が伝えられている。TVで時々見る大きなお祭りナーダムの中央大会開会式に列席されたそうだ。さぞ華やかだったことだろう。その前に、モンゴルのシベリヤ抑留慰霊碑に献花されたことが記されている。碑はなんと2001年になって日本政府が建て、モンゴルの赤十字社が維持しているとのことである。モンゴルに14,000人が抑留され、2年間で2,000人が亡くなったということである。凄まじい強制労働だ。この歴史は語り継がれることがない。なりゆきで起きた事件ではない。政府間のきちんとした外交により表街道でつくられた歴史である。どんな経緯で、誰がどう動いて、何によってこういった行為が行われたのか。そして現在に至る決着はどうなっているのか。さっぱりわからない。きっと資料を秘匿し黙っている人間がいるのだろう。ロシア領内の慰霊碑はどうなっているのだろう。皇室から献花したことはあるのだろうか。(photo:高浜運河から御楯橋)

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2007年7月11日 (水)

風:YEN漂流、為替レート

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日経新聞の連載、4回目でおわりとなった。びっくりすることばかりでさっぱり理解できない論述だったが、おおよそ円安がすぎて具合わるいということらしい。「今の円安は心地よすぎる」から「円安恐怖症」といったところらしい。勝手なはなしだ。経常収支が赤字になっていることが新しい状況のようだ。上がっても駄目、下がっても駄目、ならば中庸で安定させればよいが、その適正な水準がさっぱりわからないというのでは馬鹿みたいなはなしだ。やはり、トレンド、つまり傾きだけで論じるのに限界があるのではないだろうか。そこへいくと循環論、上がったものは下がり、下がったものは上がるという循環を重視し、そのなかにもっと大きな循環を見る、という視点のほうが説得力があるように思う。傾き(トレンド)を読むか、循環を考えるか、それは視野の時間軸の幅の取り方だ。やっぱり、ジュグラー、クズネッツ、コンドラチェフだ。時間軸での傾きも、循環もいづれもビジネス成立の重要要素だが、人生にとってはストレスの源でもある。心の平穏とお金儲けはなかなか両立しない。

 

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2007年7月10日 (火)

風:円キャリートレード;YEN漂流

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日経新聞の連載、3回目まで読んだ。凄い話だ。日本政府は以前為替介入で円安に誘導するために市中で短期証券を発行して円を借り、これを為替市場で売って大量のドルを買った。このドルで米国の国債を買う、すなわち米国政府に貸すと日本よりも遥かに金利が高く、大いに儲かる。金利差3%以上で安定収入。この儲かったお金を円に換えて国家予算に組み込んでいると言うことである。その額、年間1.5兆円だそうだ。つまり政府が国民から借金して米国政府に貸し、日米間の金利差から儲けを出して、それを円に換金して国家予算を補填している。そして誘導した円安で、トヨタをはじめ多くの日本を代表する国際企業が利益を押し上げた。なんとも素晴しいはなしだが、これが良いことなのか、まずいのかさっぱりわからない。この新聞の連載は学術論文ではないが、起こっていることが良いのかまずいのかなんとも不明瞭な論述だ。日米の金利差が反転するとこのメカニズムも反転する。何故海外は日本より高金利なのだろう。なぜ世界の金利は均衡点に落ちつかないのだろう。取引自由な為替市場があって、国家間の金利差がある限りキャリートレードが儲かる。なんだか日本政府が世界最強の政府に見えて来た。なぜ円キャリートレードをする人々が限定され、世界中の政府、ファンド、投資家が参加することにならないのだろう。なにがなんだかさっぱりわからないのが世界のしくみだ。(photo:でいご)

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2007年7月 9日 (月)

エキサイティングベイエリア:運河がカヌーで一杯

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運河ルネッサンス、夏を控えて梅雨の曇天ながら楽しげな光景だ。親子カヌー教室があったらしい。芝浦西運河から港南橋のほうへ鴨を見に行くと言うことだった。先日運河まつりでちょっと体験させてもらったが、舵がないので、曲がりたくないほうを避けようとそちら側を一生懸命漕ぐと、曲がりはちょっとでスピードのほうが上がって、どんどん近づいてしまう、同じような漕ぎ方をしているカヌーを岸から見て笑ってしまった。そういう時は行きたい側の後ろでブレーキをかけるとそっちへ曲がるのだ。この運河の反対側の近くにカヌーとサーフボードなどビーチグッズの大きな専門店がある。昔、ジュリアナ東京だった建物を使っている。ジュリアナ東京の主役だった方は大発展ののち目下苦境にある。これもダイナミック東京だ。

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2007年7月 8日 (日)

エキサイティングベイエリア:これが芝浦、キャナルサイドの落ち着き

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竹芝橋からの新芝運河の落ち着き。メタセコイヤの並木とレトロなデザインのガス燈ふう街路灯が落ち着きを作り出している。このあたりは運河クルーズからの眺めもよい。今日の芝浦を代表する景観だが、「これが芝浦」といっても大方のイメージにあわないだろう。緑の後ろにはちょっとしたものが隠れている。東京ガス工場跡地。土壌汚染が発覚し、目下全敷地にテントを張って土壌改良工事中である。そのあとに何が建つのか、お楽しみ。モノレールが覗いている。

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2007年7月 7日 (土)

風:為替レート

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日経新聞にYEN漂流、弱い円は国益か、という連載が始まった。円安で潤っている企業が沢山有るそうだ。5%の円安が全産業ベースの経常利益を2%強押し上げるそうだ。しかしつまるところ、為替レートは金利政策などでコントロールできて、一方、どの水準が適切なのかはさっぱりわからない、ということらしい。円安は基本的に国力を弱めるらしいが、どうなっているのか理解できない。元安が中国の国力を弱めているとは思えない。途上国は自国通貨安が国力を高め、成熟国は逆に弱めるということか。浮動ハンディのゴルフ試合みたいな話だ。ソフトウェア工学がなかなか進歩しないという苛立ちがあるが、経済学、経済政策はソフトウェア工学の比ではない。適切な為替レートのはなしは今に始まった課題でないのに、何10年も何やっているのだろう。1973年を100とする円の実質実効レートというグラフが掲載されているが、ようするに対ドル80円と160円の間を30年程度の周期で循環しているということらしい。上がったものは下がり、下がったものは上がる、竹中平蔵さんや篠原三代平先生の世界である。それとも栄枯盛衰、盛者必衰の平家物語の世界か。(photo:4月:今はもう見れない景色)

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2007年7月 6日 (金)

風:ルック・サイアム

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タイを見習おう。TVのニュースで、タイにおける伝統挨拶復興運動を報道していた。核家族化で子供のしつけがおろそかになり、伝統的な合掌と微笑みの挨拶が廃れてきたのを国家あげての計画で復興しようというものである。クーデター後の民族回帰運動かもしれない。伝統文化がすたれる要因は核家族化だけではないだろう。西欧資本主義の拝金主義の蔓延があるに違いない。しかしこのようなタイの努力は立派である。国内は毎日毎日、眉をひそめるようなニュースばかりで、なんとかならないものかと思う。クーデターはイマイチだが、ルック・タイである。(photo:アガパンサス;文京グリーンコート)

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2007年7月 5日 (木)

風:あるべき姿、終章:日本IT書紀

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佃均著、日本IT書紀、第五分冊、遂に読了した。最後はDIPSだ。関口さんのことばが復唱されて、地下鉄の中で読んでいて涙が出た。60年代末にスタートしたDIPS計画によって、80年になって、「データ通信のあるべき姿」が形を現した。かつてこういう歴史があり、その歴史を駆け抜けた沢山の人がいた。現代の若者はそれを知らない、その体験を語られることもない。終章は胸が詰まる。著者はあのアディロンダックとイロコイIIのはなしで締めくくっている。忘れがたい大事件には触れていない。触れないことも歴史である。現在進行中のことは、この書が伝えている歴史のそのままの帰結なのだ。(photo: 4月)


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2007年7月 4日 (水)

エキサイティングベイエリア:コーストガードの休む風景

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曇天、日本の巡視艇が3艘も休んでいる風景。東京タワーやレインボーブリッジのあるワンショットであるが、あまり見かけない構図である。これがサンディエゴの風景だったら中央は軍艦になるところだ。東京湾はもっと南に浦賀や横須賀の軍港がある。ここ帝都の深奥部は巡視艇の領域、ということだろう。レインボーブリッジの対岸には、水先案内パイロットの基地や、消防艇の基地がある。一つの防衛線なのだろう。現代のお台場だ。

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2007年7月 3日 (火)

エキサイティングベイエリア:5月の日差しが恋しい

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本格的な梅雨空がつづく。九州は大雨なのに四国では雨乞いをしている。5月の運河まつりのころの日差しが恋しい。あのころは写真を撮っても普通の露出では白い花がハーレーションをおこしていた。今は空ごとどんよりだ。どんよりの運河地帯は欧州の一時を彷彿とさせるが、やはり青空とそれを映す水面がほしい。7月になった。この梅雨が明けると、あの暑い夏になる。やっぱりベイサイドは夏を待つ。(photo:5月の新芝運河沿緑地)

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2007年7月 2日 (月)

エキサイティングベイエリア:出現、水上レストラン

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芝浦西運河にいつも係留されている大型台船の上に素敵なレストラン、というか休憩所が出現した。といっても普通の人は入れない。このあたりの船上作業をする人々の休憩所らしい。もっとも台船ごとどこへでも引っぱってゆけそうだが。マンションやオフィスビル、ホテルに囲まれて、屋形船と並んで、楽しげだ。水上で働くひとびとは、できるだけ陸にあがらずに生活したいらしい。仕事のあとの一杯も水上のようだ。

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2007年7月 1日 (日)

エキサイティングベイエリア:船着場の賑わい;芝浦運河

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運河ルネッサンスが進展してゆく。芝浦運河、Air Terrace下の船着場で2艘のコミュータ船、Urban Launch II号とIII号が行き交うのに遭遇した。賑わっているのだ。近く、現在のお台場行きに加えて、豊洲行きが新設されるらしい。このコミュータ船の母港はららぽーと豊洲、あの白い跳ね橋の中だ。運河も東京湾も新しくはないが、その上の人の営みは、何もかも新しい。船はもちろん、船着場も航路も、1年前にはなかったものだ。

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